日本戦後サブカルチャー史2が、今回はヘタウマってなんだ?というテーマでの放送で、これが意外にもすごく面白かった。深かった!
山藤 章二によると物事は4つに分類される
- ウマウマ
- ウマヘタ
- ヘタウマ
- ヘタヘタ
この中で順番がつくとしたら
ヘタウマ>ヘタヘタ>ウマウマ>ウマヘタ
なんだとか。
ウマヘタって、すっごく上手い!巧妙!なのはわかるが、それでどうした?
という しらっとした感じ。
たしかに上手い!だが、何も残らない。。
努力して練習を重ねて辿りつくところは ウマヘタもしくはウマウマ。
よくも悪くもない、といったところ。
スチャダラパーがインタビューに出ていたけれど、彼らもヘタウマを意識していて、どうやったら慣れてない感じが出せるか、ヘタっぽく見えるかを意識してたという。
なんか上手く巧妙ではない。だけれど、なぜだか気になってかっこいい!だから良い曲だ!という考え。
セックス・ピストルズ も上手くなったらロックっぽくないから練習しなかったという。コード3つ覚えればロックなんか出来る!技術じゃないんだ、ということを体現したかったようだ。
ヘタウマって努力して、肩の力入れても到達できる領域でなくて
遊びの中で生まれたり、天性のセンスが生きていたり、のびのびとしている
でも決してダサくないんだなぁ、、洒落てる
その絶妙なバランス感覚は あまりに上手くなってしまうと
取り戻しにくくなってしまって ただただ上手い美しいカッコイイ。
でも、ただ上手くて美しくてカッコよくても、記憶に残らないものって多い
その差って、なんだろう?
これはかなり面白い話だなと、むずむずしてしまった。
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