沈黙入門

沈黙入門 (幻冬舎文庫) 文庫 
2010/8/5小池 龍之介 (著)
沈黙 という言葉にネガティブなイメージを持つ人が多い気がする
でも私は、どちらかというとポジティブな意味を感じていて。
そのきっかけは、カウンセリング・心理学でいうところの「積極的な沈黙」という意味合い。
沈黙も一つのメッセージである、ということ。

あと、自分の事について、しゃべりすぎる人の心理。
自分をわかってほしい、すごい!と尊敬してほしい、注意をひきたい、人。
一緒に居てすこし疲れてしまうことがある。

この本の中では、「かけがえのない私」という現実逃避 という言葉で自分語りをする人たちの心理を表現しています。
そして「自分濃度が高い」とも表現しています。
「自分が、自分が」という、自分が幸せになりたい!という物欲しそうな雰囲気が周囲に伝わり、安っぽく品のない印象を与える、とも。
この本を通して「自分濃度を薄め」て、他人と付き合う方法を禅の姿勢を交えながら示す と。
以下、面白かった箇所を箇条書き
・批判しながら依存している、批判することで、自分が批判の対象よりも優位にあるということを示す。たとえば、だれかのファッションをバカにすることで、自分はその人よりもファッションセンスがあるとゆうことを暗に示す
ケチばかりつける人が見にくく見える理由を仏道の三毒で説明している
三毒
  • 貪欲(とんよく)ともいう。むさぼり(必要以上に)求める心。
  • 瞋恚(しんに)ともいう。怒りの心。
  • 愚癡(ぐち)ともいう。真理に対する無知の心。「おろか」
仏道ではこの三毒を戒めるが、
ケチつけばかりする人は、心が乱れ(欲望)、不快になり(怒り)、自慢する(おろか)という三毒が出揃い、その心を反映して醜く写ってしまう と。
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自分の意見はくだらない
仏道では、自分の意見・考え・見解に執着するものも心のエネルギーも「見」となずけ不善なもの。
「自分の」意見だというふうに執着し、欲がでることがよくない。
ただ発見した、見つけた法である、とゆうように 邪見を取り払った見方をしたのが仏陀。
自分はこう思うんだヨネ!プンプン!とゆうような怒りは、取るに足らないこと。心の怒りは業(カルマ)となって心に積もっていってしまい毒が溜まる。
不幸自慢も「自分語り」
不幸という刺激は穏やかな幸せよりも美味しい餌
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正論を言っても何も解決にはならない。
正論とは誰かの意見ではなく、大多数が納得するであろう理論。得意げに誰かを律する言葉ではない(悠々と正論を語るとかなり恥ずかしいヨー)
かといって、その正論に対抗して意見するのも「自分が自分が!」となっている。そうですねーと聞き流すくらいが良い
むやみに謝らない。謝る=変わる意思がない?
謝りたくなったら「ストップ」
早口な人は「しゃべる快感を早く得たい」
欲を求めて大食いしているようなもの。それを見て美しいと思う人は居ない
あえて、抑制してみる。話す言葉、スピードなどなど
(確かにお茶、着物、華道もかなり抑制がかかっているけれど、その分意識して動くから美しく感じる、、のか?)
口業
  • 不妄語(ふもうご) 嘘をつかない。
  • 不綺語(ふきご) 中身の無い言葉を話さない。
  • 不悪口(ふあっく) 乱暴な言葉を使わない。避難しない
  • 不両舌(ふりょうぜつ) 他人を仲違いさせるようなことを言わない。
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「あなたのため」は知らず知らずのうちにその人に危害を加えていたり、結果として迷惑になっていたりする
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他者を貶めて暗に自分の自慢をしようとするのも恥ずかしいこと
「あいつはダメだ」=「私って素敵」
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かけがえのない自分も、所詮はあまたの中の一つ
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「自分のためではなく、あの人のため、みんなのため」といういい人の行動は、本当は自分のため。自分の怒りや欲をごまかすものでしかない。悪質
人のためにやってあげられることなど、ほとんど無い。
納得してくれない相手に対する「今はわからないだろうけれど、いつかわかるようになるよ」という決まり文句は品性がない。なぜならば相手に変わってほしいという欲や怒りの心で、よけい相手を頑なにしてしまう、押し付けがましい行為
親切は相手にばれないようにこっそりと
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<感じたこと>
非常に共感できる事例がたくさん、、自分もいくつも体験したし
おそらく自分もやっていることがあり、その時には少し もやもや としたものが残る感覚。。それが三毒やら業やったんかなぁ と
こうゆう切り口で人間関係や自分の行為を見ると、違ったように見えて面白い。
口は災いのもと、しゃべらぬが花。
心穏やかに、まわりに振り回されずにご機嫌でいたいものだな、と思う

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